本当の教育とは学校だけでは学べない

大学における教育改革の必要性

本当の教育とは学校だけでは学べない 日本の大学はレジャーランド化しているということはかなり以前から言われてきました。戦前の帝国大学の時代は、大学生は完全にエリートでした。これが戦後、いわゆる駅弁大学などの新制大学に移行した結果、進学率が向上したのはいいとしても、大学のレベルが相対的に低下し、高等教育としてのレベルが下がっています。また、日本の大学生は海外の大学生の半分程度の時間しか勉強していませんし、加えて暗記中心の勉強スタイルが続いていますので、自分で考える力が身に付いていません。

企業においても従前は人員を確保すればいいという考え方で採用活動を行ってきましたが、日本の経済事情が悪くなり、企業の業績も上がらなくなると、それを打開するために、真に企業が必要する人材を確保することを目指すとともに、大学に対してもきちんと教育をして人材を輩出するように要請するようになりました。そこで、学生に勉強させるために、大学に対して教育改革が求められています。アクティブラーニングの導入など、新しい取組も始まっていますが、教員の側においても授業方法の開発を行わなければならず、改革の道のりはまだまだ長いものがあります。大学においてはこれまで研究が主とされてきた面もあり、教育にも重点を置くことには時間がかかります。

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