教育方法はやはり慎重に
私が子どもの教育に興味を持ち始めたのは子どもが物心ついた頃からでした。それまでは奔放に育つのが一番良いと信じていました。ところが物心がつき始め、親以外の人間、特に自分と同じくらいの子どもとかかわりを持ち始めると、途端に性格が変わっていきました。正確に言うと、性格が変わったというよりも本来の自我や個性なるものが現れてきたのでしょう。
そうなってくると親のいう事よりも自分のやりたいことが優先になってしまいます。いくら言い聞かせても、怒鳴っても、窘めても変わりませんでした。そのころに出会ったのが元教師の方でした。その方が言うことはとても信憑性があり、すんなりと私の心に入ってきました。大まかに言うと、話をするよりも寄り添うことが大事だ、ということです。更に言えば幼年期というものは親との信頼関係を作るのに非常に重要な時期であり、この時期に信頼関係が作られないと後々大変になるそうです。
私の子どもはまだ小さいので大きくなってからの事は想像できませんが、私自身の幼年期を思い返してみると、私の母は寄り添い型とは言わないまでも、話をきちんと聞いてくれました。そのおかげか私は大きくなっても母のいう事に耳を傾ける事が出来ました。幼年期の教育はとても大切です。